KT Marineによって設計されたMARINOMATE BWMSはplankill pipe unit、electrolyzer unit、neutralization unitとsystem control unitの四つの主要部分で構成されています。

プランキルパイプユニット

海水が装置に入ると、流速によって軸が高速度で回転しその乱流によって、有機生物を破砕します。この前処理により、電解槽を保護するとともに、殺菌の効率を高めることができます。

電解槽ユニット

電解槽はバラスト主配管に直列に設置されており、塩素、そして次亜塩素酸を発生します。電解層で生成される次亜塩素酸は最大10ppmです。この濃度は、海水やボイラー水の水生生物を殺菌するのに効果的でバラストタンク内の残留塩素は生き残った水生生物の再成長を防止します。

中和ユニット

バラストタンクに入ってきた処理水には一定期間残留塩素が残っています。排出中の中和装置は、自然の海水と近い塩素濃度にするために中和剤を投入する装置です。投入量は排出されるバラストタンクの残留塩素濃度やバラスト排出量によって調整されます。その結果残留塩素濃度は0.2ppm以下に調整されます。

システム制御ユニット

システム制御装置はバラストの漲水と排出過程でMARINOMATE　BWMS装置を自動的に監視して制御します。PLCと装置を操作できるタッチスクリーンで構成されており、自動モードと非常モードがあります。複数の装置とセンサーが連動して得た情報を記録することができます。運転中に問題や異常が発生すると、運転者に伝えるための警報装置が作動し、非常時には装置の損傷を防ぐため自動的に停止されます。